親知らず治療
- 疲れると奥歯にズーンと思い感じがする。
- 寝不足が続くと 奥歯が浮いてくる。
- 奥歯の痛みが出たり、納まったりを繰り返している。
こんな症状はありませんか?
これ親知らずの周りに起きている炎症の可能性があります。
俗にいう親知らずが痛いという状態です。
本当は、薄々気づいていたのではないでしょうか。
怖いから、知っているのに知らんふり、
痛みが出た時は、もうだめだと観念して歯医者さんに
いって薬を出してもらい、痛みが治まるとまた放置してしまう。
いちどは説明をされているはずです。
「抜いたほうがいいですよ」と
親知らずの痛みを放っておくと
- だんだん腫れ方が強くなる 場合によっては入院することに
- 膿をもつ
- 口臭の原因になる
- 親知らず自体がむし歯になって痛みを増す
- 親知らずに触れている手前の歯が、むし歯になり痛みを出す。
- 親知らずに触れている手前の歯が、歯周病に歯を支える骨が溶けてしまう。
- かみ合わせのない親知らずが歯茎にかみこみ痛みを出す。
- 奥から歯を押して歯並びを悪くする
そうなる前に、状態を見極めて早目の対応をすることをおすすめします。
全ての親知らずを抜歯するわけではありません。
まっすぐ生えていて、かみ合わせる歯があり、歯ブラシがしっかり届いているような状態であれば、抜歯をしなくても問題ないでしょう。
しかし抜歯が必要であると判断した場合は、速やかに予定を立て抜いておくことをおすすめします。
いつ抜くのか?
たとえ同じ生え方をした親知らずであっても、抜歯を決定するタイミングは 人それぞれです。- 大切な受験がある
- 海外へ留学する
- 長期の海外旅行
- 転勤する予定がある
- これから妊娠する予定がある
など 痛みが出ると様々なことに影響が出ることがわかっている場合、あらかじめ予定して抜歯しておくほうがいいでしょう。
どんな親知らずでも抜けるの?
残念ながら、すべての親知らずを抜けるわけではありません。
抜くのに難しい形や生え方があります。
決して無理はしません。難しい抜歯の場合には、口腔外科の専門の先生をご紹介します。
術前の診断が重要です。 その際、歯科用CTが大きな力を発揮します。 当医院では、CTによる精密診断を行い、詳しい状況をご説明いたします。
親知らずの有効な利用法
親知らずはすべて抜くわけではありません。上下で噛み合わせがしっかりできてる場合、しかも歯ブラシがしっかり届いていてきれいに保てていれば無理に抜く必要はありません。むしろしっかり手入れを続けて使うべきです。
また親知らずが、ダメになった歯の代わりに利用できる場合もあります。 それは、自家歯牙移植という方法です。大きなむし歯などで保存が不可能になった歯を抜いて、その場所に抜歯した親知らずを移植する方法です。
この時に移植する親しらずの根を傷つけないように注意をすることが大切になります。 その為、親知らずの歯根形態が曲がっていたり、複数の歯根が張り出していたりすると 移植歯として適さない場合もあります。
移植した親知らずは、新たな場所で生着してから、根管治療(歯の根の治療)をしてから保存します。 この治療は保険治療適応です。失った歯を補うのにインプラント治療では、最低でも40万円くらいの治療費がかかってしまいます。歯牙移植の条件にあう親知らずであるかどうかはCT撮影をして診断します。