審美歯科
審美歯科って？
口の中(歯、歯茎) 口の周りを含めた顔の状態など見た目を気にされている方に対して、機能回復はもちろんですが、 さらにそこに美しさを考慮した治療をするのが審美歯科です。
よくあるご相談 悩みとしては
- 銀歯が気になる
- 前歯の隙間が気になる
- 歯の色が気になる
- 歯並びが気になる
- 歯茎が黒く見える
- 歯とは歯茎の隙間が気になる
- かぶせてある歯の根元が黒い
等でしょうか。
当医院でカウンセリングを行っていると、意外と多いのがまえにかかっていた歯科医院で、勝手に銀歯にされたということや隙間が気になるので何とかしてほしいと相談したら、「そんなに気にする必要はない」 「そこまでできない」といわれたりしたことのある患者様です。
そういうことを繰り替えいしているうちに、自分の求めるものとは違った形、見た目の口の中に変わってしまうのです。
そんな不幸を避けるためにも、カウンセリングの時にしっかり希望をお聴きします。
審美歯科でできることは、すべて提案します。
私が審美的に治療するときに大切にしていることは次の通りです。
むし歯、根管治療、歯周病治療等、基本的な治療を総合的に行ったうえで機能回復を図り、そのうえで審美的な仕上がりを目指します。
審美とは単純に白い歯を被せることではなく、歯の形態、大きさ、歯肉のライン、口唇との関係、顔貌とのバランスなど様々な要素を考慮に入れながら修復することがとても重要です。
本来の歯科医療全てに審美的な視点が必要で、虫歯治療にも、歯周病治療にも、インプラントにも、入れ歯や義歯にも、全ての治療の中に含まれていると考えるのが正しい審美治療だと考えます。 ですから、どんなに綺麗な歯が入っても、それが長く噛める状態を維持しなければ意味がありません。
繰り返しますが
審美の前に機能ありき、さらに顔貌と調和のとれたきれいな仕上がりを目指します。
そして歯を削る量は最小限でできる方法を第一優先とします。
場合によっては、患者様の要望を実現するために、行う治療法が、長い目で見た時にその患者様にとって不利益になると考えた場合は、申し訳ありませんが治療をお断りさせていただく場合がございます。
ただ見た目が良くなればいいという考えのもと、美容歯科にて治療を受け、短期間の無理な治療のしわ寄せが出て、のちに苦労している患者様を何人か見たことがあります。
審美歯科は、前にも書き書きましたがむし歯、根管治療、歯周病治療等、基本的な治療を総合的に行ったうえで機能回復を図り、そのうえで審美的な仕上りえを目指すものです。
ただ削ってただセラミックの高い歯をかぶせるだけの治療ではないのです。
まずはカウンセリングを受けていただき、どこが気になるのか、どのようにしたいのかをしっかりお伺いして、その希望を叶えるにはどのような治療法を選択し、治療期間と治療費用、治療を受けることによるメリットとデメリットをお話しいたします。
審美歯科治療をしていてよかったと思う瞬間
それは、患者様が笑顔になるときです。
当医院では日々たくさんの患者様に来院いただき、一人一人にトリートメントコーディネーターがカウンセリングを行っています。初診でいらしたときと、口腔内検査をした後の２回、それぞれ３０分 計１時間の時間をいただき患者様のご希望やお悩みをお聞きします。 その中で出てきたご要望は私たちドクターや歯科衛生士に伝えられ、患者さまの治療法に反映していきます。
日々の診療でこのようなことがあります。そのカウンセリングから上がってきたご要望を確認し、お口の中を見ると 「そんなに気にしなくていいのでは？」というようなことがあります。ちょっとした歯の色の違いだったり、歯の間の隙間だったり。しかしその患者様からするととても気になることなのです。そんなときは、その患者様が気にしているところの原因はどこにあるのかを見極めるためにあらためてお話をお聞きして、さらに口腔内を精査したり、模型を作って診査したりしたうえで、なるべく歯を削らない方法、場合によっては全く削らない方法、そして治療する歯の本数も最小限にする方法を考えてご提案します。
審美歯科治療は、その方にしかわからない歯の悩みをお聞きして、それに対して、プロの視点からのご提案をすることが大切なのです。
歯についたほんの少しの着色を磨いて取るだけで、きれいになった歯を鏡の中でのぞき込む患者様の表情が笑顔になる瞬間がとてもうれしいのです。
ほんの少し０．５㎜くらいの歯の隙間に樹脂を接着して埋めただけで、すごくいい笑顔になるというような場面を何度も見てきました。 審美歯科治療をしていてよかったと思える瞬間です。
また患者様は気にされてなくても、プロの目からすると「ここをこうすれば、もっときれいな口元になるのに」「せっかくの美人がもったいない、この歯を治せばもっと魅力的になるのに」と思うようなことがあります。
このような時はこちらから審美歯科治療をご提案させていただく場合があります。 このようにこちらからご提案した審美歯科治療を受け入れていただき、治療を終えた患者様が、鏡を見ながら笑顔になって「思い切って治してよかったわ、本当にきれいになった」といってくださるときも、審美歯科治療をしていてよかったと思える瞬間です。
審美歯科治療は、痛いところがいたくなくなるとか、歯がないところに歯を入れるというような治療とは違って、もっともっと心の満足に直結するものと考えています。
それは、そとからみて判断できる審美障害である場合もありますし、そうでなくその患者様にしかわからないこともあります。それだけに治療に入る前に行うカウンセリングがとても大切なのです。審美歯科治療は、本当の悩み、希望をしっかりと把握してから行う必要があるのです。
