みなさんのお子さんは定期検診時に泣いてしまうことはありませんか?
実は、検診中の体勢や泣かないための工夫が重要だったのです!
今回は、検診時にお子さんが泣かないためのテクニックや工夫を、受付の新井がお伝えしたいと思います💁🏻♀️
まずみなさんのお子さんは、地域の検診や歯科医院の定期検診などに通っていますか?
現在は、昔に比べて小さい頃から歯科医院に通っているという方が増えてきています!
これはお子さんの将来の歯の健康にとってとても良いことですね。歯の健康は生活の質にも影響するので、幼い頃からケアを習慣化できるのは大きな利点です。
しかし、お子さんの場合、定期検診で泣いてしまってフッ素塗布ができなかったり、途中で嘔吐してしまったなんてこともあります。特に、初めての場所や見知らぬ大人が多いと、不安や緊張が高まることも多いです😭
また、お子さんが泣いてしまうと、保護者の方も気を取られてしまい、ドクターとしっかりお話ができないこともあるかもしれません。せっかく歯科検診に来たのになにもしないで帰る、そんな経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そうならない為に大切なのは、お子さんができるだけ泣かないようにすることです。これにはポイントがあります。いくつかの方法で、お子さんの不安や緊張を和らげて、検診の時間を楽しくする工夫ができるのです☝️
① keen to keenのポジション
写真:(世界最強の歯科保健指導書籍参照)
これは、「対面座位」で行う方法です。保護者と術者が向かい合って座り、お子さんは保護者の膝の上に寝かせる姿勢になります。
歯科医院でも、必ず椅子に座らなければいけないわけではありません。小さいお子さんの場合、保護者の膝の上で施術することで安心感が生まれます。この体勢であれば、お子さんが術者の動きを妨げず、また暴れにくくなります。この姿勢に慣れれば、お子さんが安心して施術を受けやすくなります。
② 歯ブラシを選ばせる
診療室に入ったら、まずお子さんに好きな歯ブラシを選ばせるのも一つの方法です。
お子さん自身に選んでもらうことで、「これでお口をきれいにするんだ」という意識が芽生え、少しずつ歯医者さんへの警戒心を和らげることができます。さらに、歯ブラシ選びはちょっとしたゲーム感覚にもなり、楽しい体験に変わります。これは簡単なことですが、意外と効果があります。
③ 泣くタイミングを見計らって診察する
泣きが始まるタイミングには一定のパターンがあると言われています。
例えば、お子さんが泣き出す前には「泣く前の呼吸」という兆候があり、ハア〜ハア〜と小さな呼吸を2回ほどした後、3回目に大きく息を吸って泣き出すことが多いです。このタイミングを把握しておくことで、泣き始める直前に体勢を起こしてリセットしたり、話しかけるなどして気をそらすことができます。
検診時には、こうした予防法を用いながら、お子さんが落ち着くのを待って施術を続けることで、大泣きせずに検診が進みやすくなります。
④ ご褒美の用意と帰りのハイタッチ
お子さんが泣かずに検診を終えることができたら、簡単なご褒美を用意してみてください。
シールや小さなおもちゃでもよいですし、また、最後にドクターやスタッフとハイタッチや握手をして「頑張ったね!」と声をかけるのもおすすめです。これによって「歯医者さんは怖いところではなく、頑張ったら褒めてもらえる場所なんだ」と感じてもらうことができます。小さな成功体験を積み重ねることで、お子さんの歯医者さんへの抵抗感が徐々に薄れていきます。
⑤ お家での練習
実は、歯科検診をスムーズにするためには、お家での練習も効果的です。
ご自宅で「お医者さんごっこ」や「歯医者さんごっこ」をして、口を開ける練習や、ちょっとした触診を試してみるのもいいでしょう。また、歯科医院の絵本や動画を見せて、「歯医者さんは何をする場所か」を事前に理解させることで、検診当日も少しは落ち着いて対応できるようになります。小さなお子さんの場合、何度も繰り返し遊び感覚で練習することが大切です。
🦷まとめ🦷
歯科検診等で泣いてしまうのは、実はごく自然なことです。
しかし、泣きを予防する工夫をすることで、歯医者さんは怖いところではなく、安心して通える場所だとお子さんに認識してもらうことができます。少しずつ通院に慣れさせることで、やがて歯医者さんが怖くなくなる日がやってきます。
このように保護者と歯科医院が協力してお子さんをサポートすることで、予防歯科の重要性を理解し、定期的な受診の習慣ができていくのです。
「歯の健康は一生の財産」ですから、小さな頃から歯科医院に慣れ、適切なケアを受けることはとても大切です。
もし不安な点やお困りのことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。私たちも全力でサポートさせていただきます!