秩父市相生町のキッズクラブのある歯医者さん
落合歯科医院 落合明子です。
今週は、4歳の歯みがきについてです😃
4歳頃になると・・・前歯や噛む面はだんだん上手に磨けるようになりますが
下の歯の内側はまだ1人では上手に磨けない😢
一生懸命磨いたけど・・・
手の動きもぎこちなさが取れ、歯みがきが上手にできるようになってきますが、大人が仕上げ磨きでフォローする時期です。
子どもが磨いた後染め出し液で確認すると下の前歯はきれい、上の前歯2本もきれいに磨けていますがその左右は赤く染まってしまうことが多いです。
上下左右1、2、番目の歯はきれい🤩
しかし、上下左右3以降はきれいに磨けません😢しかし、赤く染まった部分を鏡で見ると上手に磨くことができます。
鏡を見ながら磨くことで「この歯も磨かなきゃ」と意識するようになります。
※手鏡などを使うと、より詳しく口の中を見ることができますが、鏡を持って磨くのはまだ難しいのでまずは、洗面所などの前で上手に磨けないポイントである、糸切り歯(犬歯)あたりを指さし、「この歯磨いてごらん」と声をかけ「イー」と広げて磨くんだよと教えてあげると歯ブラシも動きやすくなり前歯全体が上手に磨けるようになります。
通常利き手と反対側の歯は歯ブラシが届きやすいですが、利き手側の歯は手首を返さないとうまく磨くことができません。利き手側の歯を、手首を返して磨くことは難しいことです。「手をくるんとしてね」と声をかけて、利き手側のほおを大人が触り誘導して磨くことにより少しずつ上手に磨けるようになります。
4歳くらいになると上手に磨ける場所、練習すると磨ける場所、練習してもなかか磨けない場所があります。なかなか磨けない場所は、お父さん、お母さんが仕上げ磨きをおこなうようにしましょう。
仕上げ磨きをしながら、磨き残しを観察しましょう。歯につく歯垢は歯と同じ乳白色をしているので分かりにくいので歯垢を赤く染め出す専用の液(歯垢染色液)を使うと磨き残しがとてもよくわかり、子どもに磨けてないところ教えたり、お父さんお母さんが磨き残しを把握したりすることができます。
赤く染まったところを自分できれいにできると子どもは大喜び、歯垢を落とす意識が芽生えるので時間のあるときなど使用することをおすすめします。
来週は5歳の歯みがきについてです。