みなさん、こんにちは!
秩父市相生町にある落合歯科医院
歯科助手の新井です????
「歯の神経が痛みのセンサーだ」ということは、みなさんご存知ですか?⭐️
むし歯が進行して悪くなったとき、神経を取って治療をした後もなぜか感じるジワジワとした痛み。
あれは一体、どこからくるのでしょう?
歯や、歯の周りは痛み・違和感を感じるセンサーだらけです。
歯の神経のほかにも沢山あります????
そこで、下の図を用いて「歯の構造」についてご説明させて頂きます!!!
最初に、
お口の中で目に見える白い部分を「歯冠」
お口の中で目に見えない部分を「歯根」
に区別することができます。
この、「歯冠」と「歯根」の境目の部分のことを「歯頸部」(しけいぶ)といいます????
①エナメル質
人間の体の組織の中で、一番硬くダイヤモンドよりも硬いと言われています。
歯冠の表面を覆っているので、内部の象牙質や歯髄(歯の神経)を保護し、外部の刺激から守るためにあります。
むし歯は、このエナメル質が侵されることから始まります。
②象牙質(ぞうげしつ)
エナメル質より、やや柔らかく骨より硬い組織です。
エナメル質に覆われて守られていますが、エナメル質が傷んで穴があくと象牙質への様々な刺激が歯髄(歯の神経)に伝わり痛みが生じます。
③歯肉(しにく)
歯ぐきのことです。
歯周病など、様々な症状が現れる組織です。
健康的な歯ぐきは、ピンク色や淡い赤色をしています。
④セメント質
歯根の表面を覆っている、骨と同じくらいの硬さの薄い組織です。
セメント質の内側にある象牙質を保護する役割を担っています。
⑤歯髄(歯の神経)
歯の神経のことです。
歯の痛みを感じるのは、主にここです。
歯に起きている異常事態を脳に伝える大切な器官です。
強い炎症や、外傷のショックで神経が死んでしまうこともあります。
⑥歯槽骨(しそうこつ)
歯を支えている骨のことです。
主に、歯周病が進行すると歯槽骨や歯根膜は破壊されてしまいます。
歯周病で、一度、歯槽骨を吸収してしまうと回復するのは非常に難しいです。
炎症が起きると、強い痛みが生じます。
⑦歯根膜(しこんまく)
歯の周囲を取り囲み、歯と歯槽骨をつなげる役割があります。
噛んだ感触を伝えたり、噛んで痛みや違和感を感じるときは、この歯根膜に炎症が起きています。
以上のように、痛みや違和感を感じるのは、歯の神経だけでなく様々な痛みのセンサーがあります。
歯科の病気の多くには、痛みはつきものです。
しかし、その痛みの原因や症状は様々で奥が深いです。
ほんの少しでも、患者様に歯の構造を知って頂き、当院での歯科治療を安心して受けて頂けたら幸いです????????????
秩父市相生町8-9
落合歯科医院
0494-24-2266